宣伝ツール タウンメール
選択と集中
医院開業に際し、準備しているお金には勿論限りがあります。いくらでも使えるわけではありません。その中から、土地・建物にいくら、ユニットなどの設備にいくら、材料・薬品にいくら、コンピューター・事務機器にいくらと予算が決められていくかと思います。広告・宣伝や印刷物の予算は順番が最後の方なのではないでしょうか?
広告・宣伝や印刷物は、院長先生にとって『よくわからないもの・関係ないもの』と考えられがちですので、なるべく抑えたい『費用』として捉えられているのも仕方がありません。
しかし、近年では歯科医院数が増え続けており、厚生労働省の調査によると、平成20年11月末現在68,129医院(北海道3,041医院)が存在しますので、新規開業する歯科医院様は、広告・宣伝に関して何らかの対策を練らなければ、開業当初に患者様を集めることが出来ないことは、開業される歯科医院様を担当させていただいている私は実感しております。したがって、これからは広告・宣伝に関して言えば、これまでの残った予算でとりあえず行う広告・宣伝を指す『費用』という考え方から、患者様を集めるため戦略を考えての広告・宣伝を指す『投資』という考え方へと捉え方を変えて取り組んでゆく必要があると思います。
まずは患者様がいらっしゃらなければ、先生の豊富な知識や技術も、せっかくの立派な設備やオシャレな建物も素晴らしいスタッフも活かされることがありません。
こんな時代だからこそ、必要なものの【選択】と、そこへ予算や手間をかける【集中】が大事なのではないでしょうか。
なぜ新聞折込み広告だけでは不十分なのか?
開業時の広告と言えば、『新聞折込み広告』が頭に浮かぶと思われます。現在でも全国的に開業時に採用される一番多い広告媒体は『新聞折込み広告』だと思います。その大きな理由は『新聞折込み広告』以外に、広告主様の目的や予算を満たす媒体がなかったからではないかと思われます。確かに『新聞折込み広告』は低予算でも広範囲の人々に伝えることが可能な広告媒体です。しかし、昔と違い現在では、若い世帯を中心に【新聞離れ】が進んでいます。パソコンや携帯電話からインターネットで日々の関心あるニュース(情報)を簡単に見られるようになっていることが、更に【新聞離れ】を進行させています。
新聞協会業務担当調べの『日刊紙の都道府県別発行部数と普及度』(2008年10月現在)によると、北海道における新聞の普及度は鹿児島・宮崎県・熊本県・高知県の4県に次ぐワースト5位です。北海道の普及度は1世帯あたり0.82部しかありません。北海道全体でこの数字ですから、若い世帯の多い都心部に限ると、この数字を大きく下回るのではないかと思われます。また、上記の数字は日刊紙全紙での数字ですから、『新聞折込み広告』を実施する際に新聞社を限定することで、広告できない世帯はさらに増加します。このように、『新聞折込み広告』だけでは情報を届けられない世帯が多く存在することがわかります。今後、新聞の普及度が増大する可能性も期待できそうにありませんし、この状況で何の戦略もなく『新聞折込み広告』だけを実施しても効果が得られにくいのは明らかではないでしょうか。
日刊紙の都道府県別発行部数と普及度
http://www.pressnet.or.jp/adarc/data/data01/01.html
http://www.pressnet.or.jp/adarc/data/data01/01.html
地域に密着した歯科医院だからこそ
では、どんな手段ならば多くの世帯に情報が届けられるのか?
このページをご覧になっている皆さまは、この個人情報保護が叫ばれる時代に強力なサービスがあることをご存知でしょうか?
それは、郵便事業株式会社が2005年に始めた新サービスのタウンメール・タウンプラスです。
このページをご覧になっている皆さまは、この個人情報保護が叫ばれる時代に強力なサービスがあることをご存知でしょうか?
それは、郵便事業株式会社が2005年に始めた新サービスのタウンメール・タウンプラスです。
タウンメール・タウンプラスとはどんなサービスかと申しますと、『郵便局員が、宛名のない同一内容の郵便物を指定地域(条丁目まで指定可能)の全世帯に配布する』という配達サービスです。この配達サービスを利用した広告物は私の経験上、接触率もかなり高いと思われますので、新規開業を考えていらっしゃる先生には、タウンメール・タウンプラスを利用した広告をぜひ検討していただきたいと思いますし、検討していただく価値があると思います。
広域を診療圏とする歯科医院様を除き、多くの歯科医院様は近隣の地域を診療圏とする【地域密着型】になると思いますので、想定している診療圏からできるだけ多くの方々に来院していただくことが重要となってきます。そのためには、想定している診療圏内の皆さまに、しっかりと開業することを宣伝しなければなりません。このサービスを利用すると、指定した範囲の全世帯に広告物が届きますので地域の皆さまに、しっかりと開業を宣伝することが出来ます。これまでに、このサービスを利用して広告された30医院以上の歯科医院様からは、高い満足度を得られています。
また、この『タウンプラス・タウンメールを利用した広告』と併せて『新聞折り込み広告』や『ホームページ』など他の媒体を活用することで、戦略的で、より効果的な宣伝・広告を行っている歯科医院様もいらっしゃいます。
医療機関が各ご家庭へ届ける 医院案内パンフレット
私は、ご紹介した『タウンメール・タウンプラスを利用した広告物』を【医療機関が各ご家庭へ届ける医院案内パンフレット】と捉えています。
患者側が医療機関情報雑誌などを購入して最新情報を得ることは出来ますが、患者側の負担なしで、さらに各ご家庭に医療機関の最新情報(開院情報)が届くことはなかなかないと思います。現在では医療広告ガイドラインも少しずつ緩和され、昔に比べると広告物に記載できる情報も増えてきました。医療広告ガイドラインに則った情報だけでも、地域の皆さまが知らない最近の歯科医院事情を知っていただくことができる広告物を作ることは可能です。
さらには、これまでに『タウンプラス・タウンメールを利用した広告』を採用していただいた30医院以上の歯科開業支援実績から得た様々な『こだわり』をプラスしていくことで、チラシというよりはパンフレットと感じていただけるような広告物をご提案いたします。
(株)北診印刷では、タウンメール・タウンプラスを利用した広告を採用していただいた際、配布箇所を検討するための世帯数データをご提供いたしております。 また、広告物の企画・デザイン製作やタウンプラス利用計画書の作成・提出、差出票の作成、このサービスを利用する際の指定された差出し方での指定郵便局への差出しまで責任もって代行しております。
詳しい話を聞いてみたい方は、(株)北診印刷 011−818−7770 までお手数ですが、お問い合わせ願います。
タウンメール・タウンプラスの違い
簡単に説明しますと、タウンメールは『重さ(gグラム)』を基準とした料金体系の配達サービスであり、タウンプラスは『数量(差出し通数)』を基準とした料金体系の配達サービスとなります。さらに、タウンメールには差出し計画書は必要ありませんが、タウンプラスには差出し計画書が必要です。
それぞれ、サービスについての詳細は日本郵便のホームページをご確認下さい。
メリット
- セキュリティのしっかりしているマンションなどにも郵便局員が郵便物として広告物を配達するので届けられる。さらに、郵便局員が配達するので信頼性が高い。
- 新聞を購読されていないご家庭やインターネット環境が無くホームページをご覧になれないご家庭へも届けられる。
- 顧客データが不要。(個人情報保護法にも抵触しない)
- 指定したエリアのほぼ100%の世帯に届けられる。
- 一般郵便物より割安。
- これまで、ポスティング業者の少なかった田舎部でのポスティングも可能になる。
デメリット
- 差出しに至るまでの手続きなど、面倒なことが多い。
- 新聞折込み広告より費用が割高。(しかし、郵便料金は切手1枚より安い)
- 指定したエリア全世帯に配布されるので、年齢や性別、職業などターゲットの訴求が、しにくい。
- 指定したエリア全世帯に配布されるのが売りの配達サービスなので、指定したエリアの中に配布したくない世帯があっても、その箇所だけ除くことが出来ない。(条丁目ごとの削除となります)